精密根管治療|精密で総合的な治療・先進的な設備で良質な治療を行なう芦屋MA歯科・矯正歯科

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精密根管治療 ROOT CANAL

できるだけ歯を残すための選択
「精密根管治療」
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できるだけ歯を残すための選択「精密根管治療」

普段は歯肉に埋まっている歯根の内部には、根管という管があります。根管には歯髄が入っており、神経や血管が通っています。虫歯の進行によって歯髄が汚染されると歯槽骨が溶けていき、痛みも激しくなってきます。虫歯がさらに進行すると抜歯という選択がなされることもありますが、当院ではできるだけ歯を残すために根管治療を行なっています。

根管治療では感染した歯髄を除去して根管内部を洗浄・消毒し、薬を充填して補綴物を被せます。根管は複雑な形態をしているため根気のいる治療ではありますが、ご自身の歯を残すことにもつながる大切なプロセスです。当院では最初から抜歯を選択するのではなく、歯を残すことを第一に考え、根管治療に力を入れています。

根管治療で歯を残すことの大切さ

根管治療で歯を残すことの大切さ

歯根と歯槽骨との間にある歯根膜は、噛んだときに歯槽骨に伝わる衝撃を和らげる機能があります。食べ物を咀嚼(そしゃく)すると歯根膜を通じて脳に血液が送り込まれ、脳が活性化するともいわれています。歯を失ってしまうとこうした刺激を得る機会が減ってしまい、脳機能が低下して物忘れや認知症などのリスクを高める可能性があります。
心身ともに健全で過ごすためにも、ご自身の歯を残すのはとても大切なことです。「虫歯が痛いけれど歯医者に行くのは面倒」と考えて、虫歯を長期間放置してしまうと、歯を失うことになりかねません。歯を残すための根管治療は、健康寿命にも大きな影響を与えるものだといえるでしょう。

精密さが要求される根管治療

精密さが要求される根管治療

血液や神経が通っている根管はとても細いうえ、枝分かれしていて複雑な形態をしています。その上奥深くにあるため肉眼で見ながら処置をするのがほとんど不可能となり、感染している歯髄などを取り除くのが難しい治療とされています。しかも、汚染物質が残ってしまうと虫歯が再発する可能性が高くなるため、徹底的に洗浄しなければなりません。
このように難易度の高い根管治療ですが、先端的な装置を使い丁寧に進めることで良質な治療が可能になります。患部を拡大して診られるマイクロスコープを使って着実に感染した組織を取り除き、さらに唾液や血液などが入り込まないようラバーダムというシートで患部以外をしっかり覆います。精密さが要求されるため根気のいる治療ですが、再感染を防ぐため適切に治療を進めます。

根管治療を成功させるポイント

根管治療で大切なのは、歯科医師の経験や勘だけに頼らず、マイクロスコープやラバーダムなどを使い着実に精密な治療を行なうことです。各ステップを確認しながら進めることが、良い治療結果を生み出します。

  • 根管の中の感染した組織を徹底的に取り除く
  • 患部への感染を防止するための無菌的な処置を行なう
  • 根管の内部をしっかり塞いで再感染を防ぐ

当院の精密根管治療 ROOT CANAL

マイクロスコープを使用した精密な治療

マイクロスコープを使用した精密な治療

これまでの根管治療は肉眼で行なわれていましたが、根管は複雑な形態をしているため肉眼では細部まで捉えられません。そのため、肉眼での治療では再感染のリスクが高く、場合によっては抜歯をしなければならない事態に発展してしまうこともありました。
歯を残すためには、根管の中の感染した組織を徹底的に取り除く必要があります。当院ではマイクロスコープを導入し、患部を拡大して治療しています。これまではっきり見えなかったところも確認できるようになり、感染した組織を見逃さず丁寧に除去できます。精密な治療が実現することで抜歯をする可能性も少なくなり、患者さまの健康を守ることにつながります。

成功率を高めるラバーダム防湿

成功率を高めるラバーダム防湿

治療中は患部に細菌などが入り込むのを防ぐ必要があります。唾液や血液、細菌といった物質が流れ込まないよう、ゴム製のシートを金具で固定して患部だけを出して治療します。これをラバーダム防湿といいます。ラバーダムを使うことで無菌的な処置ができるようになり、お口の中に潜んでいるあらゆる細菌が根管に入り込むのを防ぐことができます。患部以外の部位を覆うので頬や舌などに妨げられず治療に集中でき、さらに器具などがお口の中に落ちるのを防ぐ効果もあります。

歯科用CTを使用したより的確な診断

歯科用CTを使用したより的確な診断

当院では、根管治療においても、必要に応じて歯科用CTを有効的に活用しています。
歯科用CTは、撮影したお口の中を立体的なイメージとして再現できる装置です。平面のレントゲン撮影とは異なり、歯科用CTは患部を輪切りにして確認でき、さまざまな角度からも見られます。複雑に枝分かれしている根管についてもCTスキャンで画像を見ることができ、マイクロスコープでは確認しにくいような奥まったところも撮影できます。治療前により的確な診断ができるようになり、根管の形態をイメージしながら治療に臨めます。そして、見落としがより少なくなって治療の成功率を上げられます。

●根管治療にともなう一般的なリスク・副作用

・治療内容によっては保険診療となりますが、機能性を重視する場合は自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・根管治療を行なうと、歯の構造が筒状になるため、歯が破折しやすくなります。
・再度根管治療を行なうとさらに根管壁が薄くなり、より歯が破折しやすくなりますが、コア(土台)と被せ物を接着力に優れたセメントで接着し、歯・コア・被せ物を一体化させることで、破折のリスクを抑えられます。
・再度根管治療を行なっても、予後が悪くなってしまうことがあります。このような場合は、外科的な治療で対応することがあります。

●マイクロスコープを用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用

・治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・精密な治療を行なうための歯科用顕微鏡であり、焦点の合う範囲が狭いため、立体的な観察機器としては必ずしも適しません。治療内容によっては使用しない場合があります。

●ラバーダム防湿にともなう一般的なリスク・副作用

・根管治療において、治療部位に唾液・血液、細菌などが入らないようにするため治療する歯だけを露出し、周りを薄いゴムのシートで覆う処置のことをいいます。
・治療内容によっては保険診療となりますが、機能性を重視する場合は自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・ラバーダムを使うことで感染を防ぐことができ、根管治療の成功率が上がるとされています。
・鼻呼吸をすることが困難な患者さまには不向きです。
・ラバーのにおいに不快感を覚えることがあります。

●歯科用CTを用いた検査にともなう一般的なリスク・副作用

・治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・検査中はできるだけ顎を動かさないようにする必要があります。
・人体に影響しない程度(デジタルレントゲン撮影装置の1/10以下)の、ごくわずかな被ばくがあります。
・ペースメーカーを使われている方、体内に取り外せない金属類がある方、妊娠中または妊娠の可能性のある方は検査を受けられないことがあります。

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