インプラントについて|精密で総合的な治療・先進的な設備で良質な治療を行なう芦屋MA歯科・矯正歯科

休診日:金曜、土曜午前、日曜、祝日 0797-22-2300 お問い合わせ 初診予約
歯科治療
コラム
COLUMN

インプラントについて

インプラント
インプラントについて

目次 

1.インプラントについて
2.治療の流れや治療期間について
3.インプラント治療のメリットとデメリット
4.インプラントメーカー
5.インプラントと他の治療の比較
6.インプラント医院の選び方 
7.インプラントの治療後の注意点は?
8.インプラント治療は痛いの?
9.インプラントの手術時間は?

 

インプラントとは

インプラント(デンタルインプラント)は、歯を失ったあとに行う機能回復を目的とした治療の一つで、チタン製のボルトのような形のインプラント体を顎骨に埋入し、その上にセラミック等で作った人工歯を被せる治療です。

歯の機能回復のための治療法には、インプラントのほかにも入れ歯やブリッジがありますが、メリットやデメリットが異なり、納得のいく治療にするにはそれらを事前に把握しておくことが大切です。

こちらのページでは、インプラントの特徴や、ほかの治療と比較した場合のメリットやデメリットについて分かりやすくまとめています。インプラント治療をすすめられた方やご検討中の方はぜひご参考ください。

 

 

治療の流れや治療期間について

インプラント治療の基本的な流れは以下のとおりです。

カウンセリング
インプラント治療の具体的な内容や流れ、メリットやデメリットなどを分かりやすく説明いたします。治療に関するお悩みや気になる点がございましたら遠慮なくご相談ください。専門用語を噛み砕いて丁寧にお伝えいたします。

精密検査
インプラント体を安全に顎骨に埋入するには、顎骨の厚みはもちろん空洞や神経・動脈の位置も正確に把握しておく必要があります。

精密検査では、歯科医院でよく使われるレントゲンに加えて歯科用CT撮影を行い、顎骨や神経・動脈などを立体的に確認します。リスクを最小限におさえるには細かなチェックが欠かせません。また、お口全体の噛み合わせ等を検査して最適な治療をご提案します。

治療計画をお伝え
精密検査のデータをもとに治療計画を立案し、後日患者様にご説明いたします。内容に同意いただけたら次回治療に移りますが、精密検査を受けたからといって必ずしも治療をしなければいけないわけではありませんので、その点はご安心ください。

カウンセリングのときと同じように、治療に関するお悩みや疑問点があればお気軽にご相談ください。

インプラント手術
インプラント手術は、1回法と2回法の2種類が存在し、お口の状態をみて適切なほうを行います。1回法は顎骨の厚みがしっかりある方や感染リスクが低い方が適しており、顎骨を増やす手術が必要な方や感染リスクが高い方は2回法で対応します。

1回法
手術を1回のみ行う方法です。埋入時にインプラント体の上にアバットメントを装着し、歯肉に穴が開いた状態を保ちます。

しっかり麻酔を効かせた状態で歯ぐきを切開し、計画どおりにインプラント体を埋入します。インプラント体のすぐ上にあるアバットメント部分を表にだした状態で歯ぐきを縫合し、手術は終了です。

2~3ヵ月待ってインプラント体と顎骨がしっかり結合したら、最終的な被せ物である上部構造を装着して完成です。

通院回数は5~6回、通院期間は3~4ヶ月です。

2回法
手術を2回行う方法です。1回法はアバットメント部分を表に出した状態で縫合するため、感染リスクの高い方はおすすめできません。顎骨を増やす手術が別で必要な場合も感染リスクが高まるため、2回法で対応します。

使用するインプラントは、インプラント体とアバットメントが分かれている通常タイプです。

1回法と同じようにしっかり麻酔を効かせた状態で歯ぐきを切開し、計画どおりにインプラント体を埋入します。その後、歯ぐきを完全に閉じた状態で縫合し、インプラント体と顎骨が結合するまで数か月待ちます。

結合が確認できたら再度麻酔をして歯ぐきを切開し、インプラント体にアバットメントを取り付けます。歯ぐきの傷が治ったら最終的な被せ物である上部構造を製作して完成です。

通院回数は7~8回、通院期間は3~5ヶ月です。

 


抜歯即時埋入
抜歯即時埋入とは、抜歯が必要になった歯の抜歯と同時にインプラントを埋入する方法です。

治療期間の短縮が短くなり、来院回数も少なくなります。

骨の状態によっては抜歯してから2~3ヶ月以上治癒を待ってから埋入することもあります。

メンテナンス
インプラントをいい状態で長く使用するには、定期メンテナンスが欠かせません。

噛み合わせや正常に使えているかを確認し、普段のお手入れでは落とせない汚れをクリーニングで除去します。3ヶ月に1回のペースで受けるのがおすすめです。

インプラントについて

インプラント治療のメリットとデメリット

 

インプラント治療はほかの治療法とは異なる点がいくつか存在します。

納得のいく治療につなげるためにも、メリットとデメリットの両方を把握しておきましょう。

インプラント治療のメリット
メリットとなる特徴は以下のとおりです。

ほかの歯を削ったり負担をかけたりしない
インプラントは独立タイプの治療法で、ブリッジのようにほかの歯を削ったり、入れ歯のように歯にバネをかけたりすることがありません。残っている歯の寿命を左右することなく噛む機能を回復できます。

仮にトラブルがおこってもインプラントの部分のみで対処できるため、治療がスムーズです。

天然歯のような自然な見た目
最終的な被せ物である上部構造は、基本的にセラミック素材で製作します。天然歯のような透明感のある自然な色に仕上がるため、隣接する歯が天然歯でも違和感がありません。表面に傷や汚れがつきにくいのも特徴です。

天然歯のようにしっかり噛める
インプラント体が軸として存在するため、天然歯のようにしっかり噛むことができます。

入れ歯のように食事中にズレたりすることもありません。

お手入れが簡単
インプラントは天然歯と同じようにお手入れができます。むし歯になることはありませんが、インプラント周囲炎(インプラント特有の歯周病)のリスクはあるため、根元を意識して磨くことが大切です。

骨が痩せにくい
丈夫な顎骨を維持するには、顎骨にある程度の刺激が加わり続ける必要があります。天然歯は歯根があるため、噛んだ刺激がしっかりと顎骨まで伝わりますが、歯を失うと刺激も同時になくなります。顎骨に埋入するインプラントは、天然歯のように食べる刺激が顎骨に伝わるため、骨がやせるリスクは低いといえるでしょう。

入れ歯やブリッジよりも長持ちしやすい
インプラント体がしっかり顎骨と結合し、丁寧なお手入れやメンテナンスを続けていれば、インプラントは長持ちします。入れ歯やブリッジよりも長く使えるケースも少なくありません。

大切な1本の歯として大切に管理しましょう。

インプラント治療のデメリット
デメリットとなる特徴は以下のとおりです。

保険が適用されない
インプラント治療に保険は適用されません。

歯科医院によって設定金額が異なり、地域によって相場にも差があります。費用はできるだけ抑えたいという方が多いと思いますが、相場より安い場合はインプラントの施術経験が少ない歯科医院が担当したり、安全性の低い安価のインプラント体を使用していたりなど問題が隠れている可能性もあるため、注意しましょう。

手術が必要
インプラント体を顎骨に埋入するには手術が必要です。事前にしっかり麻酔をするため、手術中の痛みはありませんが、当日〜数日間は腫れたり痛みがでたりする場合があります。

術後に処方する薬で対処可能なレベルですので、過度な心配はいりません。

インプラント体の迷入や動脈・神経の損傷のリスクがある
上顎には「上顎洞」とよばれる空洞が存在し、位置を事前に確認しておかなければインプラント体が顎骨内におさまらずに空洞内に出てしてしまう可能性があります。蓄膿症を引き起こしたり、組織の炎症によって大切な骨が溶けてしまったりなどトラブルの原因となるため、注意しなければいけません。

また、下顎には「下歯槽神経」とよばれる大切な神経が存在します。下顎の歯や下唇、顎の皮膚など下顎周囲と舌の一部の感覚をつかさどっている神経で、傷がついてしまうと麻痺がおこる可能性があり、こちらも注意が必要です。

歯科用CTなどを用いた精密検査を行うことで、リスクを最小限に抑えられます。

 


治療期間が長め
手術は1回~2回の通院で済みますが、インプラント体と顎骨の結合や歯ぐきの傷の治りを待つための期間を含めると2〜6か月ほどかかります。

定期メンテナンスが欠かせない
インプラントはむし歯になることはありませんが、特有の歯周病(インプラント周囲炎)が発症する可能性があります。脱落のリスクが高いため、丁寧なお手入れやメンテナンスでの予防が欠かせません。

定期メンテナンスでは、インプラントの問題の有無を確認し、普段のお手入れでは落とせない汚れをしっかり除去します。

インプラントについて

インプラントメーカー

 

インプラントメーカーは全世界で200社以上存在し、日本に限定しても40社以上あります。

数あるメーカーのなかでも高い評価を受けているのが以下の3つです。

ノーベルバイオケア インプラント 
スイスにあるノーベルバイオケア社が製造しており、テーパー形状によりインプラント体と顎骨が結合しやすいという特徴があります。

また、ブローネマルクシステムは45年以上にわたって世界で最も多い臨床実績を誇っており、数本のインプラントで総入れ歯を支える「All-on-4(オール・オン・フォー)」という治療や難易度の高い症例にも適しています。

ストローマン
スイスにあるストローマン社が製造しており、数ある製品のなかでも「BLTインプラント」は、特殊な表面処理技術によって結合時間を大幅に短縮できる点が高く評価されています。通常2〜4か月必要なところを1〜2か月まで短縮でき、そのうえ長期的にインプラント周囲の顎骨と歯ぐきが下がりにくいのが特徴です。

アストラテック インプラント 
スウェーデンにあるアストラテック社が製造しており、1か月程度で結合でき、インプラント周囲の顎骨と歯ぐきが下がりにくいのが特徴です。

スウェーデンは歯科医療の先進国であり、アストラテック社の企業規模も大きいため、将来なくなる心配がありません。仮にトラブルがおこってもパーツをかならず入手できるため、修理や調整が可能です。

「メーカーが長く安定して存在しているかどうか」は、インプラントメーカーを選ぶうえで重要なポイントだといえるでしょう。

インプラントについて

インプラントと他の治療の比較

 

費用
インプラントは保険が適用されないため、保険の入れ歯やブリッジにくらべると費用がかかります。費用相場は1本あたり約30万〜50万円で、安さを重視する方にはあまりおすすめはできません。しかし、その他の評価を含めると治療をするメリットは決して少なくないといえます。

医療費控除の対象でもありますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。

使用感
歯ぐきの上に直接乗せて使用する入れ歯は、天然歯と同じように思いっきり噛むことはできません。すべて天然歯の方が噛む力を100%とすると、部分入れ歯では30〜40%、総入れ歯では10〜20%程度です。ブリッジは入れ歯よりは噛めますが、支えている歯が失活歯(神経がない歯)の場合は通常よりも脆くなるため、注意しなければいけません。

インプラントは天然歯と同じように使うことができ、硬めの食材でもしっかり噛めます。

管理のしやすさ
入れ歯は毎回取り外してお口とは別にお手入れをする必要があります。磨いたあとは洗浄液に浸けるなど乾燥しないための工夫も欠かせません。

ブリッジは歯を失った部分にある人工歯の下のすき間に汚れがたまりやすく、きれいにするにはブリッジ専用のフロスが必要です。通し方が一般的なフロスとは異なるため、慣れるまでに時間がかかります。

インプラントは通常の歯磨きやフロス、歯間ブラシでお手入れが可能です。

使用期間
インプラントは顎骨としっかり結合している状態で、かつ丁寧なお手入れや定期メンテナンスを怠らなければ15~20年は持つとされています。メーカーによってはそれ以上使えるものも存在するため、治療としては満足度は高いでしょう。

入れ歯やブリッジよりも長持ちする傾向にあります。

周囲の歯への影響
部分入れ歯の場合は、バネをかける歯が必要です。バネをかけている歯に負担がかかり、

取り外しを繰り返すことでグラグラになったり歯の表面が擦り減り、歯ぐきが下がって知覚過敏がでるケースも少なくありません。

ブリッジは欠損部の両端の歯を大きく削って、つながった被せ物を入れる治療です。両端の健康な歯を削る必要があります。神経の無い歯を土台にすると負担がかかって歯が割れることもあります。

インプラントは独立タイプの治療法であるため、周囲の歯への影響はありません。

 

 

インプラントについて

インプラント医院の選び方

 

インプラントはメリットの多い治療法ですが、入れ歯やブリッジとはちがって手術が必要です。ある程度の実績がなければスムーズに行うことは難しいでしょう。また、リスクを最小限に抑えるためには清潔な環境や精密検査ができる機材も必要です。

最近はホームページで医院の特徴や治療のやり方を公開しているケースが少なくありません。施術者である歯科医師の実績や力量はもちろん、治療を受ける環境も事前にチェックしておくことをおすすめします。歯の治療やインプラント治療は悪くなった部位だけを治療しても長持ちしないことがあります。お口全体の噛み合わせまでしかっり診てもらえる医院にかかることをお勧めいたします。

 

インプラントの治療後の注意点は?

インプラント治療後の注意点は次のようなものがあります

1.出血:手術後は軽度の出血が生じる場合があります。出血が止まらない時はガーゼやティッシュペーパー等を使用して、出血を抑えましょう。15分以上圧迫しても出血が止まらない場合や異常な出血がある場合は、すぐに歯科医院に連絡してください。
2.腫れ:手術後は軽度の腫れが生じることがあります。腫れがひどくなったり痛みが増したりする場合は、歯科医院に相談してください。
3.痛み:手術後は痛みや違和感が生じることがあります。処方された鎮痛剤を適切に使用し、歯科医の指示に従ってください。痛みが強くなったり持続したりする場合は、歯科医院に連絡してください。
4.食事:手術後は傷口の治癒を促進するために、柔らかくて冷たい食事を選ぶことが重要です。熱い飲み物や硬い食べ物は避け、喫煙やアルコール摂取も控えましょう。
5.口の衛生:手術後は傷口の感染を防ぐために、適切な口の衛生を保つことが重要です。処方された抗生物質を使用し、歯磨きやフロスを適切に行いましょう。ただし、手術直後は傷口に直接触れないように注意してください。
6.定期的な歯科検診:インプラント治療後は、定期的な歯科検診と専門家の指導を受けることが重要です。

 

 

インプラント治療は痛いの?

インプラント治療は局所麻酔を使用して痛みを軽減するため、手術中はほとんど痛みを感じません。ただし、手術後に少ない痛みや腫れが生じることがありますが、ほとんどが軽度で一時的なものです。

手術後の痛みや腫れは、人によって異なる場合があります。一部の患者さんは手術後に軽い痛みを経験することがありますが、これは通常、鎮痛剤を使用することで軽減できます。また、手術後の数日間は食事に制限があることもあります。

インプラント治療の手術中や手術後の痛みを最小限に抑えるためには、経験豊富な歯科医師による治療を受けることが重要です。また、治療前に疑問や不安がある場合は、担当の歯科医師に相談してください。

 

 

インプラントの手術時間は?

 

 

インプラントの手術時間は、個人の状態や埋入本数によって異なります。一般的には、以下の要素が手術時間に影響を与えます:

インプラントの数:インプラントの数が多いほど、手術にかかる時間も長くなる傾向があります。


手術の複雑さ:口腔内の状態や顎の骨の量・質による手術方法の違いも手術時間に影響を与えます。


追加的な手順:骨移植など、インプラント手術に追加的な手順が必要な場合、手術時間が長くなることがあります。


一般的に、1本のインプラントの手術には約30分から1時間程度です。しかし、複数のインプラントを同時に埋入する場合や、骨移植が必要な場合には手術時間が長くなることがあります。また、手術前後の準備や麻酔の時間も手術時間に含まれます。

重要な点は、手術時間だけでなく、適切な手術と回復の期間が必要であることです。手術後、インプラントが骨と結合するまでの時間(オッセオインテグレーション)や、傷口の癒着などの回復には数ヶ月の期間が必要です。

インプラント治療の詳細なスケジュールや手術時間については、歯科医師との相談をおすすめします。

 

 

 

 

まとめ

インプラント治療はしっかりした治療と定期的なメンテナンスでほとんどが20年以上もちます。

治療費が安いからといって保険でブリッジや入れ歯にすると、結局あとから余計に費用や時間がかかってしまうことも多くあります。長期的に考えてどの治療を選ぶかがとても大切です。

 

==========
芦屋の歯科・歯医者
インプラント治療/セラミック治療
目立たないマウスピース(インビザライン)矯正
CT / マイクロスコープ / ラバーダム 完備の根管治療
芦屋MA歯科・矯正歯科

院長 秋田 誠

==========

最新記事

カテゴリー

月別アーカイブ

0797-22-2300 休診日:金曜、土曜午前、日曜、祝日